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四情懇ニュース ≪令和7年度 第21号(8月12日)≫【発行:四国情報通信懇談会】
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━ ★CONTENTS★ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■1 四国情報通信懇談会 令和7年度調査研究活動公募結果
■2 「Web×IoTメイカーズチャレンジPLUS in 香川」を開催(e-とぴあ・かがわ)
■3 持続可能な電波有効利用のための基盤技術研究開発事業(FORWARD)の研究開発課題公募結果(四国総合通信局)
■4 「150MHz帯/400MHz帯狭帯域LoRa通信システムの技術的条件に関する調査検討」(四国総合通信局)
■5 学校法人松山大学と包括連携協定締結式を開催(四国総合通信局)
■6 高度通信・放送研究開発委託研究に係る令和7年度新規委託研究の公募(NICT)
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■1 四国情報通信懇談会 令和7年度調査研究活動公募結果
会員を対象に、調査研究活動(テーマ及び計画等)の提案募集を、令和7年4月
10日から5月30日まで実施し地域におけるICT利活用の成果展開が見込
まれる調査研究活動について、採択された提案者に委託して実施することと
しました。
このたびの公募において、以下のとおり1件が採択されました。
1.調査研究名:肥育牛の起立困難の早期検出技術の開発
2.提案者:香川高等専門学校 電子システム工学科 教授 三崎 幸典 氏
3.調査項目
(1)牛舎での動画撮影条件の最適化研究
(2)起立困難牛専用の牛検出データセットの作成
(3)AIによる起立困難牛の検出に関する調査
▼詳細につきましては下記URLからご覧ください。
https://www.shikoku-ict.jp/research/r7/
(四情懇HP)
■2 「2025年度Web×IoTメイカーズチャレンジPLUS in香川」を開催(e-とぴあ・かがわ)
Web×IoTメイカーズチャレンジ PLUS は、標準技術やオープンソースソフト
ウェア 活用についての理解を深めながら、IoTシステム開発を実践的に学ぶス
キルアップのためのイベントです。
講習会では、IoTとは何かから始まりIoTを通じてモノを動かしたり、JavaScript
でWebに保存されたデータへのアクセス方法の体験やボードコンピュータを使って
Web標準技術でセンサーやモーターなどを制御する方法を学んだり、ハンズオン形
式の実習で学びます。 ハッカソンでは、講習会で学んだ技術を活かしてIoT作品を
チーム毎に制作し、その成果を競います。
開発経験者も未経験者も大歓迎!学生の方も社会人の方も奮ってご参加ください!
※本事業は四国情報通信懇談会が協賛しております。
1.日 程:令和7年9月27日(土)〜12月13日(土)(全6回)
各日10:30〜17:30
2.会 場:情報通信交流館内(e-とぴあ・かがわ)
(高松市サンポート 2-1 高松シンボルタワー タワー棟4・5 階)
3.対 象:・高校生以上で学習意欲のある方
・プログラミングや電子工作、IoT システム開発に興味のある方
(初学者の方は各講習会受講をお願いします)
・「必修」の講習会、ハッカソンに参加いただける方
4.参加費:無料
5.締 切:令和7年9月13日(土)23:59 ※定員20名(先着順)
▼詳細につきましては下記URLからご覧ください。
https://setouchiibase.jp/pub/event/detail/ybpa4xvgntqj8shemf
(Setouchi-i-Base HP)
■3 持続可能な電波有効利用のための基盤技術研究開発事業(FORWARD)の
令和7年度研究開発課題公募の結果(四国総合通信局)
情報通信技術分野の競争的研究費である「持続可能な電波有効利用のための基盤
技術研究開発事業(FORWARD)」の公募を令和7年1月10日から同年2月21日
まで実施したところ、四国管内からは電波有効利用基盤技術部門1件、デジタル
インフラ構築部門(全国共通):2件の計3件が採択されました。
【採択案件(四国管内)】※全国計26件
〈電波有効利用基盤技術部門〉
・研究課題:周波数高効率利用多重化テラヘルツ渦通信のためのテラヘルツ渦モード
ソーティング技術の研究開発
研究代表者:岸川 博紀 氏 (徳島大学)
〈デジタルインフラ構築部門(全国共通)〉
・研究課題:地域医療を支える無線通信インフラ構築に関する研究開発
研究代表者:藤原 茂樹 氏 (徳島大学)
・研究課題:山間部における送変電設備保全支援のための無線マルチ
ホップネットワークの研究開発
研究代表者:木下 和彦 氏 (徳島大学)
▼詳細につきましては下記URLからご覧ください。
https://www.soumu.go.jp/soutsu/shikoku/press/2025072502.html
(四国総合通信局 HP)
■4「150MHz帯/400MHz帯狭帯域LoRa通信システムの技術的条件に関する調査検討」(四国総合通信局)
〜地域で期待が高まるLoRa通信システムの技術的条件を検討〜
地域課題の解決に向けて、地域ではなるべくコストを要しない無線通信技術に対
する期待が高まる中、特に、低ビットレートであるものの、安価で低消費電力・
長距離伝搬が可能なLoRa通信システムが注目されています。
しかし、現在LoRa通信システムで主に使用されている920MHz帯の周波数帯では、
中山間地域で山を越えられない、沿岸部において島影を回り込むことができない等
の課題があります。
本調査検討では、これらの課題を解決するために有効となる150MHz帯/400MHz帯
の周波数帯でLoRa通信システムを有効に活用するために必要となる技術的条件等に
ついて調査検討を行います。
▼詳細につきましては下記URLからご覧ください。
https://www.soumu.go.jp/soutsu/shikoku/press/2025072503.html
(四国総合通信局HP)
■5 学校法人松山大学と包括連携協定締結式を開催(四国総合通信局)
四国総合通信局は、8月4日(月)に情報学部を新設した愛媛県の学校法人松山大学
との間で情報通信分野における包括連携に関する協定を締結しました。
四国総合通信局と学校法人松山大学が連携・協力して、四国地方における課題と
ニーズの収集・分析等の調査研究やICTを含むデジタルを活用した地方創生プロ
ジェクトを推進するとともに、地域DXやサイバーセキュリティに関するセミナー
の共同開催などを通じて、デジタル人材育成や地域に根差した人材確保に向けた
取組を推進していきます。
なお、四国総合通信局が学校法人との連携協定を締結するのは今回が初めてと
なります。
▼詳細につきましては下記URLからご覧ください。
https://www.soumu.go.jp/soutsu/shikoku/press/20250729.html
(四国総合通信局HP)
■6 高度通信・放送研究開発委託研究に係る令和7年度新規委託研究の公募(NICT)
1.研究開発課題
(1)結合モードを用いた空間多重伝送のための多重数フレキシブルなソフトウェアによる
並列信号処理技術の研究開発(課題番号242)
(2)超広帯域光信号計測・実装技術の研究開発(課題番号243)
(3)空孔構造光ファイバエコシステムに向けた光ファイバと接続技術の研究開発(課題番号244)
2.公募期間:令和7年8月7日(木)〜 9月25日(木)正午(必着)
3.公募説明会(オンライン開催)
・日時:令和7年8月19日(火)14:00〜15:30
・申込締切: 8月18日(月)正午まで
・申込URL: https://forms.office.com/r/fgBMRcbcTT
▼詳細につきましては下記URLからご覧ください。
https://www.nict.go.jp/press/2025/08/07-1.html
(NICT HP)
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□四情懇カレンダー
・【No.12掲載】「第5回全国高校生放送・デジコン大賞」募集(四国大学)《募集〆:9/30》
・【No.13掲載】「四国コンテンツ映像フェスタ2025」作品募集(コンテンツ部会)《募集〆:10/10・17時》
・【No.16掲載】「eかみしばいコンテスト2025」募集(e かみしばいコンテスト実行委員会)《募集〆:10/15》
・【No.18掲載】愛媛県小学生プログラミング大会2025(愛媛新聞社)《募集〆:9/5》
・【No.19掲載】ICT技術セミナーin高松 〜AIの発展と倫理〜(研究交流フォーラム)《申込〆:9/12》
・【No.19掲載】サイバーインシデント演習in高松(四国総合通信局)《申込〆:9/9》
・【No.21掲載】「Web×IoT メイカーズチャレンジ PLUS in 香川」(e-とぴあ・かがわ)《申込〆:9/16》
□編集後記
今年度の委託調査研究では、「肥育牛の起立困難の早期検出技術の開発」が選ばれました。
肉用牛は、肥育の過程で横になったまま起き上がれなくなることがあり、そのまま放置
すると肺が圧迫され、窒息死してしまうことがあります。今回の研究は、すでに開発され
ていた起立困難の検出技術をさらに改良し、AIを活用してより確実に検出する技術の確立
を目指すものであり、四情懇では研究費用のうち50万円を補助することとしています。
私は、大好きなマンガ『銀の匙 Silver Spoon』を通して、「命を育て、命をいただく」
ことの意味を学びました。牧場で大切に育てられた牛が、食肉として役立つことなく命を
落としてしまうのは、非常に残念なことで、それは、牧場経営者にとっても、私たち消費
者にとっても起きてほしくないことです。
今回の調査研究によって、起立困難になりそうな肥育牛を早期に発見し、尊い命とおいしい
牛肉が無駄にならないような仕組みが広がることを心から願っています。 (T .I )
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