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四情懇ニュース ≪令和7年度 第17号(7月14日)≫【発行:四国情報通信懇談会】
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━ ★CONTENTS★ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■1 令和7年「情報通信に関する現状報告」(令和7年版情報通信白書)の公表(総務省)
■2 革新的情報通信技術(Beyond 5G(6G))基金事業 要素技術・シーズ創出型
プログラムのうち「日米国際共同研究プロジェクト」に係る公募(NICT)
■3 スタートアップにおける知財戦略に関するウェビナー開催(総務省)
■4 令和7年度「スタートアップ創出型萌芽的研究開発支援事業」研究開発課題の公募結果(総務省)
■5「中小企業のための生成AI活用セミナー」の受講者募集について(徳島県)
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■1 令和7年「情報通信に関する現状報告」(令和7年版情報通信白書)の公表(総務省)
総務省は、我が国の情報通信の現況及び情報通信政策の動向について国民の
理解を得ることを目的として、「情報通信に関する現状報告」(情報通信白書)
を毎年作成・公表しています。 昭和48年の第1回公表以来、今回で53回目の
公表となります。
今回の白書では、特集として、「広がりゆく「社会基盤」としてのデジタル」
と題し、社会基盤的な機能を発揮しているデジタル領域拡大(SNS、クラウド等)
やAIの爆発的進展の動向、デジタル分野における海外事業者の台頭と我が国の
状況等を概観しています。その上で、進展するデジタルがもたらす課題や、社会
課題解決に向けたデジタルの役割等を展望しています。
▼詳細につきましては、下記URLをご覧ください。
https://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/01tsushin02_02000180.html
(総務省 HP)
■2 革新的情報通信技術(Beyond 5G(6G))基金事業 要素技術・シーズ創出型
プログラムのうち「日米国際共同研究プロジェクト」に係る公募(NICT)
革新的情報通信技術(Beyond 5G(6G))基金事業のうち、要素技術・シーズ
創出型プログラムは、次世代情報通信インフラBeyond 5G(B5G)の実現に向
けて、社会実装まで一定の期間を要し、中長期的な視点で取り組む要素技術の
確立や技術シーズの創出のための研究開発を主な対象としています。
○米国際共同研究プロジェクト
2024年2月に日米を含む10か国により発表された共同声明「6Gに関する原則
を支持する共同声明:セキュア・オープン・レジリエント・バイ・デザイン」を
踏まえ、米国NSFが実施する情報通信分野のプログラムVINESにNICTがインター
ナショナルパートナーとして参加し、米国との国際共同研究を公募するものです。
NICTは、VINESのうち社会実装までを見据えたトラック2に関連して、以下の
研究開発期間及び研究開発予算による研究開発1件の公募を行います。
・研究開発期間: 2026年度から最大3年間
・研究開発予算: 最大1億4,400万円/年(税込)(予定)
1.公募期間:令和7年7月11日(金)〜9月26日(金)12:00(必着)
2.応募書類提出期限
・8月26日(火)正午(必着):Concept Outline(NSFに提出したもの)の写し等
・9月26日(金)正午(必着):Full Proposal(NSFに提出したもの)の写し等
3.公募説明会
・7月28日(月) 10:00〜11:00
・〆切: 7月25日(金)14:00まで
・申込フォーム:https://forms.office.com/r/Hwn3wmBZ4K
▼詳細につきましては、下記URLをご覧ください。
https://www.nict.go.jp/collabo/commission/B5Gsokushin/B5G_kobo/20250711kobo.html
(NICT HP)
■3 スタートアップにおける知財戦略に関するウェビナー開催(総務省)
Beyond 5G時代に向けた新ビジネス戦略セミナー(第23回)
「スタートアップにおける知財戦略 〜オープンイノベーションが拓く未来市場〜」開催
総務省では、Beyond 5G時代に向けた産学官連携の取組として、
Beyond 5Gに係る国際標準化や知的財産活用を戦略的に推進しており、
その一環として、スタートアップにおける知財戦略をテーマとするセミナーを開催します。
1.日 時:令和7年7月31日(木)17:00〜19:00
2.形 態:オンライン(Zoom)
3.参加費:無料
4.締 切:令和7年7月30日(水)17時(厳守)まで
5.内 容:
・基調講演『スタートアップにおける知財戦略−オープンイノベーションが拓く未来市場』
弁護士法人内田・鮫島法律事務所 代表パートナー弁護士 鮫島 正洋 氏
・講演1『特許庁におけるスタートアップ支援施策』
特許庁 総務部 企画調査課 知的財産活用企画調整官 金子 秀彦 氏
・講演2『「ネットを空気に変える」オプティムの新市場や新顧客の創造につなげる知財戦略』
株式会社オプティム
社長室 知的財産ユニット 兼 九州ユニット ゼネラルマネージャー
村井 慶史 氏
・講演3『社会課題に取り組むスタートアップの実例 介護DXの目的と現実』
株式会社Z-Works 創業者 取締役 小川 誠 氏
・ パネルディスカッション
「スタートアップにおける知財戦略 〜オープンイノベーションが拓く未来市場〜」
をテーマに、知財戦略の動向や事例、今後の展望等、各講演者からの講演内容を
踏まえ議論を行います。
また、セミナーお申込みの際にテーマについての質問を受け付けます。
▼詳細につきましては、下記URLをご覧ください。
https://www.soumu.go.jp/menu_news/gyouji/02tsushin04_04000257.html
(総務省 HP)
■4 令和7年度「スタートアップ創出型萌芽的研究開発支援事業」研究開発課題の公募結果(総務省)
令和7年度の「スタートアップ創出型萌芽的研究開発支援事業」について、
令和7年2月3日(月)から同年3月31日(月)まで研究開発課題の公募を
行ったところ、310件の応募がありました。
今般、令和7年度業務実施機関(デロイト トーマツ ファイナンシャルアドバイザリー
合同会社)が指名する外部専門家・外部有識者により、下記のとおり62件が選定され
ましたのでお知らせします。
https://www.soumu.go.jp/main_content/001020107.pdf
今後、選定された採択候補者に対して所定の手続を行った上で、ICT分野における研究
開発の支援や事業化に向けた投資獲得等を支援する伴走支援により、芽出しの研究開発
から事業化までの一気通貫での支援をしていきます。
また、選定された採択候補者は、官民連携の取組「ICTスタートアップリーグ」において
活動いただきます。ICTスタートアップリーグの詳細は以下のWebサイトをご参照ください。
▼詳細につきましては、下記URLをご覧ください。
https://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/01tsushin03_02000432.html
(総務省 HP)
■5「中小企業のための生成AI活用セミナー」の受講者募集について(徳島県)
徳島県では、新たなビジネス展開のきっかけとなるセミナーを開催し、「県内
企業活動の活性化」、ひいては「県内雇用の創出」に繋げることにより、事業拡大
や新分野への事業展開を支援しています。
1.日 時:令和7年8月22日(金)14:00〜16:00
2.形 式:オンライン(Zoom)
3.参加費:無料
4.締 切:令和7年8月18日(月)
5.内 容;
・AIを「知る」から「使いこなす」へ! 本セミナーでは、ChatGPT
や Gemini など主要 AI の無料機能から、具体的な AI 活用術までを解説。
・さらに、議事録の自動作成・タスク振り分け、プレゼン資料作成といった、
明日から使える実践的な業務自動化の事例もご紹介します。
・Suno を使った作曲など、創造性を広げる最新 AI の世界も体験できます。
▼詳細につきましては、下記URLをご覧ください。
https://www.pref.tokushima.lg.jp/ippannokata/sangyo/shokogyo/7305441/
(徳島県 HP)
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□四情懇カレンダー
・【No.12掲載】「CTFワークショップin徳島」を開催(四国総合通信局)《R7/7/21(月・祝)》
・【No.12掲載】第5回全国高校生放送・デジコン大賞(四国大学)《募集期間:R7/9/30(火)まで》
・【No.13掲載】「四国コンテンツ映像フェスタ2025」作品募集開始(コンテンツ部会)《R7/10/10(金)17時〆切》
・【No.13掲載】「えひめICTトレンドセミナー2025」(えひめITフェア実行委員会)《R7/7/16(水)・17(木)》
・【No.13掲載】「次世代ビジネスを切り拓くAI活用」セミナー(ハバス合同会社)《R7/7/4・5・15・17》
・【No.13掲載】変革時代に備える!生成AI活用 業務効率化セミナー開催(ベルソ)《R7/7/11・12・30・31》
・【No.16掲載】「映像制作研修会in高知」を開催(コンテンツ部会)《R7/8/7》
・【No.16掲載】「eかみしばいコンテスト2025」の募集(e かみしばいコンテスト実行委員会)《R7/10/15〆切》
□編集後記
総務省の令和7年度「スタートアップ創出型萌芽的研究開発支援事業」研究開発課題の公募結果が発
表されました。本施策については、四国からこれまで採択が出ていなかったのですが、やっと今年度、
採択者がでました。日本ルースト株式会社(高松市)の「生物生態に特化したAI学習・分析による農業
畜産の効率化、衛生管理システムの開発」です。
日本ルースト株式会社は四国情報通信懇談会の運営委員を昨年度までされていた有限会社電マークの
中野氏が、昨年秋に設立したスタートアップ企業です。
もともと中野氏は、私が九州総合通信局の情報通信連携推進課長時代にお世話させていただき、令和
4年度のNICTの委託研究「データ利活用等のデジタル化の推進による社会課題・地域課題解決のため
の実証型研究開発」に採択されていましたが、この委託研究の成果として開発したAIシステムの普及
展開を図るために新たに設立されたのが、この会社です。
昨年11月、私は「かがわDXフェア」において総務省施策について講演させていただきましたが、そ
の講演の中で本施策についても紹介させていただいたところ、講演を聴講されていた中野氏が本施策へ
の応募を思いついてくれたものです。今回の採択は、四国情報通信懇談会としても大変おめでたい出来
事です。
現在、中野氏は今回の採択テーマを研究するため、連携していただける大学・高専・公設試験研究機関
を探しているそうです。特にネズミやダニの研究者を探しているそうですので、情報をお持ちの方がい
らっしゃいましたら、ぜひ情報をお寄せください。(H.M)
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