令和5年度の採択結果

【調査研究名】葉菜類の苗の状態判定に必要なパラメータ同定及びAIによる苗の状態判定モデルの構築

[提案者] 阿南工業高等専門学校 創造技術工学科 教授 岡本浩行 氏

[調査研究項目]

(1)苗の状態を判定するパラメータの調査

・葉菜類を栽培している農家への聞き取り調査

・専門家への確認

(2)聞き取り結果を反映したAIモデルの構築

・聞き取り調査により明らかになったパラメータによる苗の状態判定モデルの構築

(3)構築したモデル評価

・本調査研究の目標を達成するために構築しAIモデルの改善

・学習データの増加及び高品質化など


【調査研究名】次世代つながっタワーに向けての調査研究

[提案者] 高知工業高等専門学校 客員教授 今井一雅 氏

[調査研究項目]

・STARLINK ROAM基地局設置における立ち上げの難易度や設置の所要時間について

・STARLINK ROAM基地局設置における衛星通信の電波環境の制約について

・STARLINK ROAM基地局のインターネット通信速度の測定

・ポータブル電源を用いたSTARLINK ROAM基地局の運用方法の確立

・使用機器の組み合わせによるポータブル電源の保持時間の測定

・次世代つながっタワーによるSTARLINK ROAM基地局を導入する問題点の検討


【調査研究名】IoTデバイスを活用した都市部コミュニティの緑地管理手法の開発

[提案者] 香川大学 創造工学部 助教 山本高広 氏

[調査研究項目]

(1)大学構内での実測実験

プランターを用いて実際に育成を行い、土壌表面温度、土中水分量、雨水槽水位、土壌表面並びに植物の定点写真撮影を行うとともに定期的な植生状態の目視調査を行うことで分析の基礎データを確保する。同調査は植物が枯死するまで継続する。この中で必要計測点を精査、選抜するとともに、通信等の技術的な問題について検討し、続く実地検証に適用するシステムを完成させる。

(2)協力者住区または建築物での実地検証

実測実験で構築したシステムを実環境に適用し、利用者への働きかけを行いつつ知見の収集を行う。可能であれば多様な居住者が住まう集合住宅で、困難な場合は小中学校をターゲットとして協力者を募集する。なお、協力者の募集は同研究着手と同時に開始する。